NISA(ニーサ)ってなに??非課税って聞いたけどどういうこと?
こんばんは。
一昨日の金曜日に東京本社で退職前の人事面談を済ませてきたヤギ平です。
結果は特に波もなく終わりました。
最終的な意思確認といったところです。
最後の最後でどんでん返しがあったら怖いな、なんてビクビクしてましたが、
大丈夫でしたw
さてさて会社についてはまた改めて書く機会を持とうかと思います。
今日は本題にありますように、NISA(ニーサ)について書きます。
みなさん、NISAって聞いたことありますか??
中には聞いたことある人もない人も。
聞いたことはあるけど、内容はよく分からないというひともいると思います。
まず冒頭で申し上げます。
iDeCo(イデコ)同様、
NISAもサラリーヤギや自営業の方々にとって将来を助けてくれる心強いツールになります!!
過去記事もご参考まで。
NISAってなに?
NISAの日本語訳は「少額投資非課税制度」といいます。
文字通りなのですぐにご理解頂けると思いますが、
一定限度額の投資については、利益が出ても税金を取りません!!
単純明快ですね。
以前もお話したように通常の証券投資で得られた利益は20.315%(0.315%は復興特別税)がかかります。(100万円の利益が出ても手元には約80万円しか残りません)
まずこのNISA。
日本が発明したものではないんですよね。
銀行に行っても「NISAやってないんですか?」とか聞かれますけど。
実はイギリスが発祥みたいです。
イギリスの投資非課税制度を日本に輸入してきました。
やはりこういう制度は世界の金融センター、ロンドンからやってくるんでしょうかね。
これを日本に持ってきたので当初は「日本版ISA(アイサとかアイエスエー)」とか言ってました。
で、愛称を募って決定したのが、頭文字に日本の「N」を付けて、
NISA!!
NISAの概要は?
ではNISAは具体的にどういうものなんでしょう。
概要をざっとお話します。
1つ目は、単純に日本国籍の成人の方が使える制度という意味。
簡単ですね。
2つ目。
非課税枠は120万円までとは、「年間の投資総額が120万円までが制度適応」ということになります。
例えば120万円の投資をして、売却するときに200万円になっていれば利益は80万円ですね。(200万円ー120万円=80万円)
前述しましたが本来であれば手取り金額は
200万円ー(80万円×20%)=184万円
NISA口座を利用すれば
200万円ー(80万円×0%)=200万円
その差は16万円です。
この額を小さいと取るか、大きいと取るかはあなた次第です。
3つ目。
非課税枠を開始出来るのは平成26年~平成35年まで。これはNISAの非課税枠120万円は毎年使えるんですが、
各年に120万円ずつの枠が用意されているのです。
なので年が変われば、改めて120万円の非課税投資枠を手に入れられます。
ここも例でお話します。
2016年12月にNISAを使って120万円の投資をしました。
すると枠を上限まで使ったので、2016年の間はNISAが使えません。
ただ2017年1月に入ると新しく120万円の枠が使えるようになるので、
NISAを使おうと思えば120万円の範囲で使えます。
そしてこの新しく120万円の枠が使えるようになるのが平成35年までということになります。
4つ目。
非課税期間は最長5年とは、「投資を開始した年から5年以内の売却であれば非課税」という条件です。
例えば。
先ほどと同様、2016年10月にNISAを使いました。
この場合2021年までに売却すれば利益が非課税になります。
2016年10月の開始だからといって、
そこからプラス5年の2021年10月まで非課税というわけではありません。
ご注意を。
よくある質問
・一度売却すればまたNISA枠を使えるの?
「無理です」
これは本当によくある質問。
1年の間に120万円の枠を2回、3回と売買することで何度も非課税の恩恵を取ろうと考えるのも当然ですが、ダメなんです。
・120万円以下の投資なら何度も活用出来るの?
「無理です」
120万円というのは総投資額なのです。
つまり60万円の投資が2回あれば、トータルで120万円になるのでNISA枠はここまでです。
・5年以上持った場合はどうなるの?
「NISAの期限が来たときの価格が、税制上の買値になります」
これは少し複雑になるかもしれません。
例でお話すると、120万円で買ったものが200万円になりました。
でも売却せずに保有した場合、本来の買値は120万円ですが、税制上の買値は200万円になります。
その後、値段が上昇し250万円で売却したとします。
本来なら税金は(250万円ー120万円)×20%=26万円
上記の例なら(250万円ー200万円)×20%=10万円
16万円も税金がお得です。
なのでNISAの効力が切れても売却する必要がなければ、保有していても大丈夫です。
まとめ
今日はNISAについてお話しました。
今度はNISAとiDeCo(イデコ)の使い分けについてお話したいと思います。
お役に立てれば幸いです。
おやすみなさい。
ヤギ平